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『マリー・アントワネットに別れをつげて』淡い恋心と貴族と平民の違った視点が斬新!評価の高い隠れ名作:動画配信・映画感想あらすじ考察

映画『マリー・アントワネットに別れをつげて』は2012年のフランスとスペインの合作映画!フランス革命勃発後、崩壊しつつある貴族社会でアントワネットに無償の愛を捧げる朗読係の行方を、朗読係からの視線で描く隠れた名作

バラはバラは・・美しく~♪

知らないだろうなぁw

架空のキャラクターとして登場するアントワネットの朗読係シドニーを主人公に据えて

そのシドニーの視点・視線から見たフランス革命後のベルサイユの激動の4日間を描いています

それに並行して、アントワネットを敬愛するシドニーの報われない恋心を絡めていきます

何気に隠れた名作と評判が高く、私もそう思います

フランスでは、セザール賞を数多く受賞しています

史実や、映画『マリー・アントワネット』ともまたちょっと違う趣!

フェルゼンの出ないマリーアントワネット映画

これはこれで、ベルばらに匹敵かもね

4のおすすめ(5点満点)

感想中心となります

それでは見ていきましょう

あらすじ ネタバレあり

1789年7月14日
長きにわたる格差社会の底辺で苦しんでいるパリの民衆により、バスティーユ牢獄が襲撃されフランス革命が勃発する
民衆の憎悪をリアルに感じていない貴族たちは、ベルサイユ宮殿で優雅に過ごし、使用人たちは仕事が終われば各々楽しいひと時を過ごしているのだった。

ベルサイユ宮殿で働くシドニーは、敬愛する王妃マリー・アントワネットの朗読係を務めている。アントワネットもシドニーを可愛がっており、シドニーは至福の日々を送っている

1789年7月15日
ベルサイユの住人である貴族や使用人らは、前日に起こったバスティーユ襲撃によりフランス革命が始まったとようやく理解し始める。
ベルサイユに動揺が広まる中、シドニーは自身の身よりもアントワネットの事が心配になるが、民衆の敵となってしまった貴族のギロチン・リストには国王夫妻の名前も記されているのだった。
身の危険を感じたアントワネットは応急からの引っ越し準備を始める、そして同性の愛人ポリニャック夫人の身を案じるアントワネットは、シドニーにポリニャック夫人を連れてくるように頼むのだった。
アントワネットの頼みとは言え、シドニーはポリニャック夫人に嫉妬するのだった

1789年7月16日
貴族や使用人らは、革命という嵐に飲み込まれつつある沈没船ベルサイユに見切りをつけいち早く逃げ出そうとする。国王ルイ16世は、ベルサイユに留まることを選択しアントワネットもそれに従う
シドニーはアントワネットの傍にいることを選択するが、ポリニャック夫人はアントワネットの勧めにあっさりと従いフランスから逃亡することを選択するのだった。

1789年7月17日
国王は留まることのない革命鎮圧に向かい、アントワネットはポリニャック夫妻を無事に脱出させるためシドニーにポリニャック夫人の身代わりを命ずる
革命勃発後のフランスは貴族が憎悪の対象となっているため、それは平民が貴族の扮装をするだけでも生死に関わることるのだ!自分よりポリニャック夫人の身を案じるアントワネットにシドニーは、ショックを受けつつも主であるアントワネットに従う
シドニーは傷ついた心を抱えたままポリニャック夫人のドレスを身に纏い、使用人の扮装をしたポリニャク夫妻と共に馬車でスイスへと逃亡していく・・・

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本ページの情報は2021年09月時点のものです。
最新の配信情報は各配信サイトにてご確認ください。

映画情報&キャスト

『マリー・アントワネットに別れをつげて』(字幕版)2012年 フランス スペイン
【原題】Les Adieux à la reine
【監督】ブノワ・ジャコ
【脚本】ジル・トーラン
    ブノワ・ジャコ
【原作】シャンタル・トマ
【制作】ジャン=ピエール・ゲラン
    クリスティーナ・ラーセン
    ペドロ・ウリオル
【出演者】
シドニー・ラボルド(レア・セドゥ)
:孤児という身の上だったようですが、
 敬愛するアントワネットの朗読係となります。
マリー・アントワネット(ダイアン・クルーガー)
:欺瞞渦巻くベルサイユで、
 同性のポリニャック夫人を真剣に愛する
ヴィルジニー・ルドワイヤン(ポリニャック夫人)
:アントワネットの同性の愛人。
 一見、アントワネットの愛に応えているように見えますが、
 革命が始まったら速攻で逃げ出す

超感想中心の評価考察・レビュー

原作:シャンタル・トマの小説

原作は、シャンタル・トマの小説が原案となっている

本作の良質な脚本は、ひょっとしたら実話かと思えるほどのリアルさがあり

『マリー・アントワネットに別れをつげて』に躍動感と激動の時代を肌に感じ、身分の差も思い知らされた

原作は、2002年にフェミナ賞を受賞したフランス人作家でシャンタル・トマの小説『王妃に別れをつげて』がベースになっているよう・・

シャンタル・トマは18世紀フランスの著名人に関する書籍を数多く手がけている研究者でもあるため、史実とフィクションの融合に成功したのかもしれません。

日本でも原作が出版されており、映画版同様に高評価です

時代の雰囲気が伝わる

なんでですかね、ベルサイユを舞台にした映画・ドラマ・漫画では、絢爛豪華な貴族社会のドロドロな人間関係が描かれることが本当に多いです。

映画『マリーアントワネット』もそうですし、

例の漫画、『ベルサイユのばら』でもそうでしたね。

『マリー・アントワネットに別れをつげて』では食物連鎖の頂点のようだった貴族たちが新たな時代へ向かうフランスから取り残されていく姿が印象的!

革命勃発後のベルサイユの混乱振りを本当にリアルに感じることが出来ます

史実のアントワネットとポリニャック夫人

アントワネットと言えば、フェルゼンとのプラトニックな悲恋が最初に挙げられ、次に寵愛を受けたポリニャック夫人が挙げられます。

これは鉄板

ケーキをお食べ!

より、二刀流のアントワネットが有名です

アントワネットのポリニャック夫人への度を越えた寵愛振りに、ベルサイユでは二人の同性愛疑惑が噂されたようです。

本作では史実で噂となった二人の同性愛に、アントワネットを敬愛する架空のキャラクターであるシドニーを絡めたことで物語に深みを与えています。

この設定が史実と絡み合って、生々しさが伝わってきます

ポリニャック夫人は贅沢三昧の生活を送った後、映画と同じくアントワネットに説得され未練を残さずとスイスへ逃亡していますからね、大したご婦人!

シドニーとアントワネットとポリニャック夫人

アントワネットは、使用人という立場でありながらもシドニーを可愛がっています

まあ、ここまで愛されていれば寵愛されていると言っていいでしょう

ただ身分が・・・

シドニーには同僚で彼氏のような相手がいるようですが、シドニーにとってはアントワネットが世界中心となっています。アントワネットが心から愛されているポリニャック夫人は、そこまでアントワネットを愛していないように描写されています。

アントワネット役は、ダイアン・クルーガーでほんと世紀の美女

『トロイ』では、戦争の原因にまでなった王妃を演じてましたからね

よくよく、こういう美助役がお似合いです。

『ナショナル・トレジャー』でもニコラス・ケイジの相手役で活躍していましたね、大ヒット海外ドラマ『ウォーキング・デッド』のダリル役でブレイクしたノーマン・リーダスとの間に子供を儲けたようです。

脱線してしまった・・・

話しを戻して、

シドニーよりポリニャック夫人が大切なアントワネットは、シドニーに身の危険が及ぶかもしれない貴族の扮装をさせてまでもポリニャック夫人を助けようとしますが、アントワネットにとってみれば、愛するポリニャック夫人を助けることができ自己満足に酔えますが、シドニーは残酷な宣告となり報われることのない損な役回りとなります。

やっぱり、ここでもどんなに寵愛を受けても貴族との身分の差はいかんともしがたく

その貴族制も、もろくも崩れ去ろうとしている時代の奔流に気が付いていない、アントワネットとポリニャック夫人の滑稽さが目立ち、それでもアントワネットに憧れるシドニーの純粋な恋心が際立って表現されます。

架空のキャラクター:シドニー(レア・セドゥ)

フランスの映画各賞で本作で主演女優賞などを取った、レア・セドゥ!

いい演技でした!

レア・セドゥは『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011年)でクールな殺し屋を演じています。

主人公シドニーは、アントワネットの朗読係を務めることから有能な使用人だと言えるでしょう。

だからこそアントワネットに気に入られ、孤児だったシドニーは人生初めての幸福を手に入れた

古今東西、幸福な日々とは長続きしないもので、ポリニャック夫人の身代わりとなりシドニーがラストで呟いた「誰のものでもなくなった」という台詞は、再び彼女が孤独になってしまうことを示唆しているのかもしれません。

アントワネットを敬愛するシドニーにはモデルがいたのかは不明でした

アントネットの最初の寵臣ランバル夫人はポリニャック夫人の登場で寵愛を奪われます。それでもランバル夫人はアントワネットに忠誠を捧げ続け、革命勃発後も運命を共にし、悲劇的な最期を迎えています。

アントワネットってなんと魔性の女性なことか・・

映画の感想まとめ

本作はフランス映画各省を受賞をしています

そして、それだけでなく

一般の批評家からも高評価で、批評家から7~8割の高評価を得てます

日本では、なぜか意外と知られていない・・残念

まあ、ハリウッド映画よりはフランス映画なので露出が少ないだけかもしれませんが

私は好きです。

第62回ベルリン国際映画祭(2012年)でも、オープニング上映を飾っています

史実・スペクタル好きは、もとより

多分サスペンスやミステリーが好きな方も好きな方向性の映画だと思います。

本当にオススメです。