『マレフィセント2』血のつながらない母同士の戦い

2019-10-23

ディズニーらしい構成に『アバター』の要素も加わり、母の愛は強し

前作との違いのポイントは?

このもしも的な映画は結構好きだ。最近になってようやく、『アラジン』(実写)『アナと雪の女王』を見た私が一番興味惹かれたタイトルだ。前作『マレフィセント』に続き女優のアンジェリーナ・ジョリー主役に起用し、これぞディズニー映画であるといったストーリ~展開。
マレフィセントと冷酷な王妃イングリスが王国とオーロラ姫をめぐって対決していく、愛憎劇、陰謀、新種族などもりもりしてくる。

あらすじ 見どころ

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永遠の眠りから目覚めたプリンセス、オーロラ姫とフィリップ王子の結婚は人間と妖精の間に平和をもたらし、世界を幸福に導くはずだった。しかしその婚礼には、マレフィセントとオーロラ姫の絆を引き裂き、妖精界を滅ぼそうとする恐るべき罠が隠されていた…。 迫り来る危機から愛するオーロラ姫を救うために、マレフィセントが背負った驚くべき運命とは—。

公式HP www.disney.co.jpより

キャスト&映画情報

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『マレフィセント2』 2019年 アメリカ
Maleficent: Mistress of Evil

監督 ヨアヒム・ローニング
出演者
マレフィセント :アンジェリーナ・ジョリー(Angelina Jolie)
オーロラ姫   :エル・ファニング(Elle Fanning)
ディアヴァル  :サム・ライリー(Sam Riley)
ノットグラス  :イメルダ・スタウントン(Imelda Staunton)
フィリップ王子 :ハリス・ディキンソン(Harris Dickinson)
イングリス王妃 :ミシェル・ファイファー(Michelle Marie Pfeiffer)

女同士の戦い迫力満点

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キャストは前作を基本的には踏襲しているが、フィリップ王子はチェンジとなり今回はハリス・ディキンソンが演じてる。前回に続きイケメンの好青年に見える俳優を選んでいる。

そして、一番注目したいのがイングリス王妃を演じる魔性のミシェル・ファイファー。彼女の腹に一モツも二モツも隠している妖艶な存在がアンジェリーナ・ジョリーとの対比でより大きく映画をもり立てている。

マレフィセントと張りあうイングリス王妃、一枚も二枚も策謀に長けておりマレフィセント憎しで森を攻め落とそうとする。演技でもさすがミシェル・ファイファーで、見事にアンジーと張り合い、迫力拮抗している。

エル・ファニングのかわいさよりも、大御所二人の恐ろしさの対決が目立ち良かった。

見た目の悪 対 みかけの正義と権威 の戦い

ストーリー構成

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全体的に、前作に負けないストーリー構成で、ディズニーの娯楽としてみるには何の遜色も無くとっても面白い。

美しく育ったオーロラ姫(エル・ファニング)が王子から求婚されることによって、物語は始まる。平和だった妖精の森とマレフィセントを毛嫌いするイングリス王妃が王子とオーロラ姫の結婚を逆に利用し、森を攻め落とし王国に組み入れようする。

イングリス王妃には過去に実兄が森との戦いで行方不明になる過去を背負っている。妖精を殺すことの出来る魔法の粉を開発し、森と王国の全面戦争になっていく。さらにマレフィセントは何者なのか、マレフィセントの出生の秘密も明らかになっていく。

キャラクターの設定・味付け

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気になったところはいくつかある。

マレフィセントが少し意固地に変わったのではないか?と言うことと、アンジーのエラがそれはもう触ると裂けそうなくらい尖ってる。ここは前作より角度が付いたに違いない。間違いない。

イングリアス王妃のミシェル・ファイファーは、それはもう妖艶で見るからに悪そうなオーラを纏い、悪巧みを心に隠している役を見事に演じきっている。

オーロラ姫は言うこと無く、無垢的なかわいいさが売りであるとおもうのだが、少し知性が足りないような気がする。フィリップ王子は、もっとダメ。行動に一貫性が無いし何も信念もないし考えも無いように思える。もう少し王子・王女って賢いような気がする。

悪の定義

オーロラ姫からすると、本当の母親はいない。(『マレフィセント』で既に他界)

  • マレフィセント:育ての母親代わり (3人の妖精に育てられた)
  • イングリス王妃:義理の母親

血の繋がらない母親同士の、悪バトル。

マレフィセントの自分本位な悪(オーロラだけは溺愛)と、イングリス王妃の独りよがりな正義(森の民からは完全悪)の対決が見物だ。

多種族の妖精達

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前作に引き続き、妖精森には妖精達があふれている。

本作では、妖精の生まれ育つ花があり、その花からは妖精を殺すことの出来る薬品(粉)が発明される。

その粉に触れると、どんな妖精でも死んで(消えて)しまうのだ。森の木や、小さな動物もこの粉に触れて消えているので、妖精の一種であったことがわかる。

『マレフィセント』でオーロラ姫を育てた、3人の妖精(ノットグラス,シスルウィット,フリットル)も健在だ。相変わらずの抜けっぷりだが、所々でキープレイヤーになっている。日本語の吹き替えでは、3人の声全てを福田彩乃が行っている。

まとめ

前作『マレフィセント』

本映画は単品でも楽しめるが、前作を観てから鑑賞することをおすめする

解けなかった謎が多い

見ていて、ストーリーとしてミスマッチだなーと気になったのは、王様が王妃の悪巧みというか、”悪”をあそこまで見抜けないものなのか、違和感がかなりあった。
最後までわからなかったことがいくつかある。

  •  王妃の最終目的は? 国防なのかジェノサイドなのか
  •  王妃のお兄ちゃんはどうなった?
  •  アバターを意識した生命の樹みたいなところで消えるとどうなる

この辺はネタバレを含むので、劇場で見てからのお楽しみ。

独善的評価[5段階]としては
 映像・音楽      3
 キャスト       5
 ストーリー構成    4
 初見で読み取れない謎 3

基本どんな映画でも大好きな私としては、大満足の作品である。
さて、家に帰って
『マレフィセント』を見るのと、ツムツムを久しぶりにやってみるか。
と思う今日この頃。