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『アンブレイカブル』使命に目覚める不死身の男 評価・ネタバレ:動画配信・映画感想あらすじ考察

2019-12-23

さえない男がある日、奇跡的な事故で生き延びたことから、自分の身体の異常さを極端に身体の弱い男からヒーローの可能性を指摘され、自信の使命に気がつき始める。

あらすじ

どことなく自信のなさげなさえない男デビッド。彼は球場の警備員をしている。

デビッドは仕事で移動中に、悲惨な列車事故にあった。とてうもない脱線をして死者数百人に及んだ。そんな列車事故でデビッドは生き残る事が出来た。

遺族が列車事故に遭った人達を待つ、病院で医者からデビッドは自分だけが唯一の生存者でかすり傷一つ無い事を聞かされる。

デビッドの車に置き手紙があり、イライジャというコミック画家で収集家からの手紙だった。

イライジャはデビッドの半生を色々確認すると、デビッドがヒーローであると

自分の思いを告げる。
イライジャは、自身が骨の形成が不十分な病気で、虚弱体質で産まれたときから骨折して生まれてくるなど、自分の体質の対極にある不死身の存在を信じていた。

デビッドはイライジャの言って事を考えながら、自身の身体の不思議を思い起こし、いままでの事を思い巡らせ始める。

息子から、デビッドはアメリカンフットボール人生を交通事故の怪我で断念したことがあることを言われるも、実は奥さんと結婚するために怪我の振りをしただけだった。

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今の球場警備員になったのも、どことなく自分は人を守ることに使命感を感じ、どことなく犯罪のにおいを嗅ぎ取れるからだった。

イライジャは、デビッドを徹底的に調べ、自分の探していたヒーローはデビッドであると確信する。それとともにイライジャはヒーローにはひとつだけ、弱点があることを指摘しデビッドはそれが水であることを思い当たる。

イライジャの言うヒーローであることを、デビッド自身も信じ始めていた。

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心を開いて、街のなかで犯罪者を探してみると
デビッドに少しでも触れた人の危険度を感知する能力まで開花していく。

デビッドは、押し入り強盗の犯罪者を追いかけ、押し入られている家族を救うのだった。

デビッドは、イライジャにヒーローであることを伝えに行き、
イライジャと握手を交わすのだった。。。

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映画情報&キャスト

『アンブレイカブル』
Unbreakable
監督    M・ナイト・シャマラン
脚本    M・ナイト・シャマラン
製作    バリー・メンデル
      サム・マーサー
      M・ナイト・シャマラン
製作総指揮 ゲイリー・バーバー
      ロジャー・バーンバウム
出演者
デビッド・ダン  
      ブルース・ウィリス
イライジャ・プライス
      サミュエル・L・ジャクソン

ナイト・シャマランらしいネタバレ厳禁

自分が不死身に気がつかないという矛盾

ナイト・シャマランらしい展開で、逆説的だが『シックス・センス』とも雰囲気が似ている。

ブルース・ウイリス演じる、デビッドはイライジャに言われるまで、自分が不死身であることさえ気がついておらず、数々の不可思議な自己を生き延びていることさえ偶然だと思っていた。

いったん自分の可能性に気がつくと、展開は早く息子と一緒に
バーベルで、どこまで力が出せるかのチェックをし始めるところは、なんとも痛快で良い。

息子の顔が、どことなく『シックス・センス』のハーレイ・ジョエル・オスメントに似ていると思ったのは私だけだろうか。

父親がヒーローであることを信じ必死に探索する。そんな表情や、静かな物腰が、『シックス・センス』で、ハーレイ・ジョエル・オスメントが見せたゴースト達との関わる接点の関係性の逆の設定だから余計そう見るのかもしれない。

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ノーマルな人間からヒーローへの心情の変化

描写として、列車の中で一人の女性との不適切な関係を臨むかのように、
ブルース・ウイリス演じるデビッドが指輪を外して話しかけるシーンがある。

これは、デビッドが決してヒーローなどでは無くどこにでもいる普通の男であることを協調しておいての大量の死者を出した事故での唯一の生き残りとなる行為が対称性を持たせており、

ナイト・シャマランらしい逆振りだ。

息子が、父親を拳銃で撃って、デビッドがヒーローであることを証明しようとする。

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このタイミングだ、絶妙で
劇中の中でも、視聴者も本当は不死身なのか、本当は勘違いなのか
どちらなのか判断着きかねているジャスト、真ん中での展開なので、
非常にドキドキする転換点だ。このシーンを持ってくるセンスはさすがだ。

続編への期待『ミスター・ガラス』

本作で、サミュエル・L・ジャクソンが演じるイライジャは最終的に、精神病院に収監される

ミスター・ガラスとして。

同名のタイトルのフィルムとして、本作のあと『スプリット』『ミスター・ガラス』と、メガフォンを取り、3部作の構成となっている。

合わせて読みたい

本作で回目出来なかった謎や、どことなくモヤモヤした内容はこれらの映画で晴れるだろう。

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まとめ

”ほげる”的には、最高におすすめの一つ!

謎が残っていく雰囲気、最後の大どんでん返し、ナイト・シャマランここにありといった作品だ。

ラストシーンは本当にまさかと思うので、注意されたし。

独善的評価[5段階]としては
 映像・音楽      4
 キャスト       4
 ストーリー構成    4
 初見で読み取れない謎 3

いつも通り、この映画の評価も毎度同じでが、 基本どんな映画でも大好きな”ほげる”としては、最高に面白い作品と思います。