映画感想『ザ・ファブル』原作と違う魅力でかっこ良すぎな岡田准一の殺し屋!

2020-07-06

映画『ザ・ファブル』はコミックを原作とする日本の裏家業で暗躍する凄腕の殺し屋ファブルのアクション映画!素性を知られていない殺し屋ファブル、6秒以内で相手を抹殺する凄腕を持ちながらもボスから1年間殺しをしないで「日常を生活してみよ」との指令で、大阪の街の片隅でつつましく、穏やかに暮らしたいと思いながらも事件に巻き込まれていくアクションコメディ映画

岡田准一を殺し屋ファブルに迎え

木村文乃、山本美月など豪華キャストでキレッキレのアクションと

無表情系コメディが熱すぎます

あちい

どんだけ猫舌なんだっけってくらい

跳ねます

原作のファブルのキャラクター性を大事にしたという本作品

おすすめ度としては

☆4のおすすめ(5点満点)

感想中心となります

それでは見ていきましょう

あらすじ ネタバレなし

ある料亭でマフィアとヤクザの宴席に突然現れた不審な男は、突然銃を抜き一撃必殺で、そして静かに見張りの手下から次々と殺しまくリはじめた。
その場にいた者は全員、一発で殺されているのだった。その趙凄腕の殺し屋「ファブル」は、どんなターゲットも6秒以内に殺すと言われている。
ファブル(岡田准一)は相棒のヨウコ(木村文乃)と共に、暗殺に使った道具を海に始末してボス(佐藤浩市)に報告に向かうと、ボスから1年間仕事を控えて「一般人として普通の生活をしてみよ」と司令をうけ、ファブルは佐藤アキラ、ヨウコは妹として、大阪にある街で暮らすことになった。
大阪に着くと、ボスと付き合いのあるヤクザの真黒組が1年間の仮の住まいを用意していた。ボスの命令は絶対のアキラとヨウコは大阪の街で一般人用に溶け込み生活を開始する。
住まいを提供した若頭の海老原(安田顕)は、ファブルの実力を試そうと半グレを仕掛けるが挑発に乗らないファブル。その挑発の現場にいたミサキ(山本美月)が殴られているふうを装ったアキラにハンカチを差し伸べ、ひょんな縁からミサキのバイト先でアキラもバイトをすることになる

海老原は、元格闘家で組が抹殺予定の半グレを殺せとアキラに住まい提供の借りを縦に言うが、秒殺で相手にもならない。海老原は近く出所する弟分の小島(柳楽優弥)の暴力性が心配でもしもの時の歯止めにアキラの力を試したのだ。

海老原は真黒の幹部砂川(向井理)と出所した小島が早速いざこざを起こしはじめた。小島は砂川のシノギの一部の、デリヘル業を奪おうと画策し、その陰謀に元グラビアアイドルをしていたミサキが巻き込まれはじめるのだった。
砂川は、海老原と小島を抹殺するためにフードをかぶった殺し屋(福士蒼汰)を雇ってけしかけ、小島を誘拐した砂川は、ミサキもその時一緒にいた為拉致され連れ去られてしまった。

アキラとヨウコはミサキを助け、ボスの指示「殺しは駄目!」を守り通すことが出来るのか・・

映画情報&キャスト

『ザ・ファブル』 2019年 日本
THE FABLE
【監督】 江口カン
【脚本】 渡辺雄介
【原作】 南勝久「ザ・ファブル」
【出演者】
佐藤アキラ / ファブル(岡田准一)
 :超絶凄腕の殺し屋
佐藤ヨウコ(木村文乃)
 :アキラの妹として行動を共にする
ミサキ(山本美月)
 :アキラのバイト先の女性
フード(福士蒼汰)
 :アキラを狙う殺し屋
コード(木村了)
 :アキラを狙う殺し屋
小島(柳楽優弥)
 :出所したてのヤクザ
砂川(向井理)
 :小島と対抗するヤクザ

超感想中心の評価考察

公式HPより youtube.com

江口カン監督による原作と違う味わいの実写映画

江口カン監督による原作が漫画、南勝久の「ザ・ファブル」からの映像化になります。

江口カン監督は、ミュージックビデオやCMなど映像監督といった方が正しいでしょうか、自分も本映画以外で監督の作品を見たことがありません。

調べてみると、『めんたいぴりり』など数作世に送り出しています。今回の『ファブル』を見る限り、かなり映像化においては、リズムの良い映画を撮ってくれます。

監督の映画化での、インタビューでは原作を大事に、日常と非日常の緊張感を大事にしているとのことですね。

実際、映画はかなりテンポ良く進みます。

実際、原作通りのストーリーかというと

ここは、かなりの部分で違います。

では、その原作通り出ないところが改悪かと言うと、それなりに映画のオリジナルストーリーとして受け入れられます。

結果的には、原作を呼んでいない人でも十分楽しめる作品になって原作の雰囲気を味わえます

英愛としての続編まで期待しちゃうかもしれないくらい、映画作品として良い出来だと思います。

原作とはかなり異なるの部分があるので

違う作品として見る方が良いかもしれません。

映画では、原作での端役が重要な位置づけになっていたり、

オリジナルストーリーで、キャストを際立たせたりしています、このへんはキャストの人気を利用しようとしているキャスティングの魔術的なところを感じますが・・・

原作との違い

原作との違いで最も大きいのは、

  • 砂川(向井理)
  • フードをかぶった殺し屋(福士蒼汰)

この二人の存在感と、年齢含めた設定でしょうね。

原作では、こんなにかっこ良くありません

それを言ってしまうと、ファブル(佐藤アキラ)の岡田准一も同じかもしれませんが、ファブルは主人公としてそこそこストーリーラインは原作に忠実に動くのですが、

砂川とフードは、そこまで表に出てこないのが原作です

原作の1巻~7巻くらいのストーリーラインで、映像化されていますが

明らかに、向井理と福士蒼汰の人気を使う魂胆がミエミエで、キャスティング的には原作には忠実ではありません。

原作での砂川は、もっとじーさんで海老原と対応関係にあり若頭を争うくらい老齢で狡猾、映画では向井理がやっているので、若手の暴走キャラでしかもイケメン。。。そうしか見ないのが残念。

一方で殺し屋フードは、原作ではコードとともにちょー情けないやられキャラの一人でファブルって組織を聞くだけでぶるっちゃうくらいの端キャラですが、映画ではフードとコードが切れキャラで、ファブルに立ち向かっていく感じに仕上がっています。

ファブルって名前も少し原作と意味合いが変わっていますね。

原作では、Fableの英語(”ふぇいぶる”って気もしますが・・・)を「ふぁぶる」と読ませて
寓話、逸話的な暗殺組織を指す言葉で、個を指す言葉でありませんが、
映画では、佐藤アキラ(岡田准一)って言う”個”を指す代名詞に代わっています

砂川、フード・コードが絡むシーンが、

全般的に原作との違いと言って良いでしょう

ファブル 岡田准一の真面目顔なおもしろ演技

岡田准一のファブルは、かなり原作に忠実に近しいと言って良いでしょう。

かなりのはまり役だと思います。

原作のファブルは、かなり3枚目で決して2枚目ではないのですが、殺し屋を休業している間に一般生活を送るうちに人情味溢れるキャラになっていきます。

殺し屋 <=> 真面目な一般生活

これが”生きづらさ、生活しにくさ、天然アンマッチの”コメディを産み出し、

このコメディ感が実に岡田准一がいい!

原作ファブルそのものではないと思いますが、岡田准一以外に
怪しげな3枚目で、そこそこアクションもこなせるキャラは、なかなかいないでしょう。

気に入っているのは、原作と同じですが
 ・超絶な猫舌 (原作ではサバイバルの課程でそうなったと解説あり)
 ・部屋では裸で過ごす
 
この辺りは、原作の雰囲気そのままで楽しめました。

岡田准一は、『永遠の0』『SP 野望篇・革命篇』等で順当にキャリアを積み、テレビドラマでも大河『軍師官兵衛』『木更津キャッツアイ』『白い巨塔』(3代目)でも演技力を磨いてきています。

白い巨塔にいたっては、医大の准教授で財前五郎、往年のドラマファンから若いこまで知らない人はいないリメイクされまくり、名優ばかりが演じてきた役柄です。しかも貫禄があって、本当に見ごたえがありました

ここまでキャリアを磨いてきた、岡田准一が

まさに、まさか、

 真面目+お笑い

ここまで合うキャラなかなかいないです

本作ファブルでの主人公ははまり役でした。

超原作通り雰囲気ありの木村文乃のヨウコ

木村文乃のヨウコは、岡田准一以上に原作に忠実な超絶はまりキャラでした

木村文乃は、映画よりもドラマを中心にキャリアを形成してきたと言って良いでしょう。

大河をはじめ、数々のテレビドラマに出演しています。

とは言ってもデビューは映画『アダン』、初主演の『風のダドゥ』でオーディション突破して主演をいきなりやるなどしてキャリアを確実なモノにしています。

そりゃあ、こんだけ美人ならね・・

その後もかなりの映画作品に登場し、最近では、『羊の木』などできれきれの良い演技を魅せてくれます

ファブルでは、原作でも何話もヨウコ専門のパートがあるくらい重要キャラを演じます。

ヨウコがバーで、飲み対決をするシーンは、もう少し見ていたいくらい

かなり原作通りの”枠にはまらない面白さ”を感じられます

原作では、アルコールクイーンに位置づけられている、酒豪で

お酒に酔った弱い男を果てしなく好きな、ヨウコ!

男をウオッカで酔わせて、

ろれつが回らなくなるのを見るのが大好きです。

映画でも、バーで河合(オリラジ藤森)で、遊んでいますがまさに雰囲気そのもの

原作の中では、アキラ同様に殺し屋の実力もそこそこ、でも人は殺したことのない女性として活躍します

殺しの実力は、原作によるとアキラの1/100だそうですが、それでもかなり強い!

ちょっと残念 キャスティングのミサキ(山本美月)

残炎だったのが、ミサキ役(山本美月)でしたね

正直、山本美月の演技がどうとかではなくて、純粋にイメージが合いませんでした。

原作のミサキは、山本美月ほどの清純さのイメージはないと感じていたので・・

ファブルが惚れるテイのキャラとしては、丁度良いのかもしれませんがね。

映画感想、解説

映画ファブルは、リズム感やアクションの爽快感を前面に押し出した作品です

原作でのコメディ的な要素も、そこそこ

原作ではあまり出てこないアクション要素ですが、映画ではこれでもかってくらい出てきます。

ファブルとして、岡田准一もかなりの部分スタント無しで実演したとされています。

映画のオープニングシーンでの暗殺と言うより超虐殺シーンも、原作には登場しません

ラストのゴミ処理場での格闘シーンも、原作にはほとんど登場しないで、そこに当たるシーンはもっとあっさりとおわります。

そういう意味では、『リベリオン』、『ジョン・ウイック』『96時間』などのシリーズに通じる、ポップな暗殺・殺しの流れが良い系の映画に通じるものがあります

合わせて読みたい『ジョン・ウイック』

原作と違うからと言って、面白くない訳ではなくて

アクション映画として、そしてテンポを壊さない程度の突っ込み所満載のコメディを意識しています

オリジナル色の強い、

ミサキ、バイト先の社長、フード、コード、砂川

など映画ならではの俳優達の特徴を活かして、ファブルのストーリーラインを壊さない程度に、うまく溶け込んでいると思います。

映画の感想まとめ

豪華キャストが彩る、アクション映画と思えば良いでしょう。

そこそこのコメディ要素と、途切れないリズム感が、怪しげな凄腕の殺し屋ファブルを映画の中でも活き活きと描きます。

岡田准一の真面目顔の演技が、笑いに入ったときのツボをブースト間違いなし!

日本映画の元々もっている、時代劇の雰囲気をうまく取り込みつつ

海外映画だと惨殺なシーンになりそうな冒頭のシーンでも演出がよくてリズミカルな進み具合をして残虐性はあまり感じません

そでもアクションとしても、殺し屋的なサスペンスとしてもジャパニーズエンターテインメントとして間違い面白さがあります

✔岡田准一のファンの一は間違い無く面白い
✔原作ファブルが好きな人!
✔殺し屋の日常生活を見たい人

こう思う人ならば、本作品は好きになれると思います

独善的評価[5段階]としては
 映像・音楽      4

 キャスト       4
 ストーリー構成    4
 初見で読み取れない謎 5