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『ペンギン・ハイウェイ』夏に現れたペンギンの謎に迫る少年少女たち!興行収入5億円!!原作森見登美彦:動画配信・映画感想あらすじ考察

2021-03-13

突如現れたペンギンの謎に迫る小学生たちがプロジェクト『ペンギン・ハイウェイ』を立ち上げる…賢い小学生アオヤマくんと内気なウチダくん、大学の先生を父に持つハマモトさん。ガキ大将のスズキくん。謎が謎を呼び大人や街全体を巻き込む自体に!

この映画は優しく和やかな色使いで、

子供のころの全てに対する好奇心からのワクワク感を

擦れた大人にもわかりやすい描写で描いています

不思議なことが起こりそうな夏の非日常感を味わえそうです

森見登美彦さんが好きな方にも勿論おすすめですが、キラキラが足りない!童心にかえりたい!感動するアニメが見たい!そんな方にもおすすめします!

ペンギンの謎が解けた後あなたは何を思うのか…

気になったあなたに見ることを是非ともおすすめです。

”ほげる”的には、

間違いなくおすすめの作品です

3のおすすめ(5点満点)

それでは見ていきましょう

あらすじ ネタバレなし

小学4年生の男の子アオヤマくん
初夏のある日登校していると街の空き地にペンギンがいて騒ぎになっている

そこを疑問に思ったアオヤマくんはウチダくんと共にペンギンはどこから来たのかを突き止めようと研究を始めます、その研究をクラスのガキ大将のスズキくんに批判されてしまいました。

そんな中、アオヤマくんが好意を寄せているお姉さんがいる歯科医院に行きます。すると研究を批判してきたスズキくんと遭遇してしまったのです。
アオヤマくんはスズキくんに「歯を全て抜かないと死んでしまう」と嘘をついて脅してやり返しに成功した…かのように見えたのですが、次の日噓がばれてスズキくんとその舎弟二人に自動販売機になわでグルグル巻かれ張り付けにされてしまいます。

しばらくすると大好きなお姉さんが通りかかり、助けてくれて、そして自動販売機で買った缶コーラをお姉さんがおもむろに投げると…なんと!缶コーラがあのペンギンに変わってしまったのです!???

お姉さんにも自分がペンギンを出せる理由は何故かわかりません!
「私というのも謎でしょ?この謎を解いてごらん。どうだ、君にはできるか?」
アオヤマ君に問いかけます

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映画情報&キャスト

『ペンギン・ハイウェイ』 2018年 日本
【監督】石田祐康
【作画】屋乃啓人
【原作】森見登美彦
【製作】スタジオコロリド
【出演者】声
アオヤマ君:北香那
お姉さん:蒼井優
ウチダ君:釘宮理恵
ハマモトさん:潘めぐみ
スズキ君:福井美樹

超感想中心の評価考察・レビュー

アニメながら描写の透明性と柔らかい色使い

この作品はとても見やすいキャラクターデザインとなっていますね

アニメ映画の場合

「絵が合わない…」なんてことは珍しくありませんが、この作品は万人受けする、とても愛らしく柔らかな色と世界観になっています。

似ている世界観の作品は『海獣の子供』ですね

森見監督の子供達の表現に刮目

原作は森見登美彦さんで、アニメ映画でも他の作品にも数多くの話題作を手掛けています

『命短し恋せよ乙女』『四畳半神話大系』などがあります。

『ペンギンハイウェイ』もおうですが、原作者森見も、アニメ映画監督の森見さんもパラレルワールド的な不思議な世界観が好きですよね

一見ジミーな映画の展開ですが、次第に謎解き要素と相まって

内容が濃くなっていきます。

水路を辿るアオヤマくんとウチダくん ネタバレあり

ペンギンについて、聞き込み調査をする二人

聞き込みをヒントに街に通る水路を辿る二人はこんな会話をします。

「この水路は世界の果てまで続いていそうだね」
「でも地球は丸い」
「本物の世界の果ては宇宙の向こうにあるはずだ!」

この会話の意味とは、水路は丸く循環していて、世界の果てに続いていることを示唆しています。

これはとても重要なポイントですねー

見るときには、覚えていてください!

あーどうでもいいですが、皆さん「地球平面説」をご存じ?
あまり関係ないのですが、映画観てるとふと思い出してしまいました

アオヤマくんのお父さんの研究 世界の果て

アオヤマくんとお父さんが研究の進捗について話していると、

お父さんが世界の果てについて

「世界の果ては折りたたまれていて内側に潜り込んでいる」

と巾着袋を裏返してみせます。

「難しいかな」なんて言って、お父さんは優しくチョコレートをアオヤマくんに渡します。

お父さんは穏やかな立派な人で、決して怒ることはせず、いつもアオヤマくんに道を指し示してくれる、とっても賢い人です。

この作品にとって間違いなくキーパーソンになります。

海の謎

ハマモトさんに連れられてきたのは水路に続くその先。

森の奥を抜けると、

広い草原が広がっていました。草原の中央には摩訶不思議な丸い水の塊が浮遊していたのです!

これをハマモトさんは「海」と名付けました。

水路に続いていたのは、謎の物体「海」だったのです。

ラスト考察してみると

結局、映画だけをみてみてもラストの結末は????

まったくよくわかりません、お姉さんはペンギン・エネルギー?

分かったことを整理すると

  • お姉さんは人間ではなく、ペンギン・エネルギーで生きている
  • ペンギン・エネルギーは〈海〉から放出
  • 海は、世界のはずれであり、そこをペンギンは修復できる(治すにはペンギン・エネルギーを消費)
  • お姉さんは、ペンギンエネルギーに依存している
  • ジャバウォックはペンギンと対立
  • ペンギンを消すと”海は大きくなり、お姉さんは元気
  • 代わりに世界はより壊れていく

うん、並べてもよくわからない(笑

でも、お姉さんとアオヤマは再び会うことを約束し、確認し合います

映画の感想まとめ

突如街に現れたペンギン。それはお姉さんが出したペンギンだった

お姉さんのペンギンを追い、水路を辿った先に海があり、お姉さんとは一体?

謎の物体「海」とは?お父さんがいう世界の果ては内側に潜り込んでいるということの真理は?

長くなりましたが、ネタは揃いました。

この謎はどうかあなたの目で確かめてみてください

衝撃のラスト、思いもよらぬ展開があなたを待っています。

シーン、伏線、新たな発見があること間違いなしです!

ほげる的には
おすすめの作品です。

独善的評価[5段階]としては
 映像・音楽      4
 キャスト       4
 ストーリー構成    3
 初見で読み取れない謎 5 

いつも通り、この映画の評価も毎度同じでが、 基本どんな映画でも大好きな”ほげる”としては、に面白い作品と思います