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『容疑者Xの献身』東野圭吾のガリレオシリーズ!テレビドラマからの映画化!あなたもきっと騙される:コラム的ネタバレ感想・VOD情報

2021-03-28

映画『容疑者Xの献身』東野圭吾の推理小説を映画化したもので2008年に公開され大きな反響を呼んだ映画である。キャストはガリレオでお馴染みの福山雅治演じる湯川学、刑事の内海役に柴咲コウ、天才数学者役に堤真一と豪華キャストが勢揃いしている

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映画ショートコラム あらすじ中心ネタバレ含む

堤真一が挑む天才数学者の石神哲哉は、小説では不格好な冴えない風貌で、他者との関わりを好まないという役柄で、普段演じるキャラクターとは大きく異なるもの。

会見では、役作りのために髪の毛を抜き頭髪が薄く見えるようにしたというエピソードが話され、力を入れた役作りだったことが伺える。

エンディング曲も名曲と言えよう。柴咲コウが歌っており、作詞作曲が福山雅治が担当していて’KISSして’以来のコラボとなっている。

映画見たあとにこの曲を聞くと、歌詞が本当にマッチしていて切なさが押し寄せてくる…

物語や出演キャスト、何一つ目が離せないだろう。覚えておいて欲しいのは、曜日や登場人物だ

ある年の12月1日、弁当屋で働きながら一人娘を育てているシングルマザーである花岡靖子は、ある日アパートで夕食を作っていると、突然元夫である冨樫慎二が金を貸してくれと押し掛けてくる。帰宅した娘の美里は、着替え途中に部屋をあけられ、募りに募った想いから冨樫の後頭部をスノードームで殴ってしまう。しかし、腹を立てた冨樫が美里を暴行されてしまい、身の危険を感じた花岡靖子は、やむなく美里と2人で冨樫を殺害してしまう。
その物音を隣の部屋で聞いていたのが、石神だ。石神は音で何が起きたかを察していた。部屋のインターホンを押し何があったのか問う石神に、全てを知られていると悟った花岡は部屋へ招き入れる…

12月3日、旧江戸川の河川敷で他殺体が発見された。顔は潰され、指紋は焼かれており犯人の特定に時間がかかるかと思われた。しかし、ある宿から男性客が消えたと連絡があったことや乗っていたと思われる自転車が盗難届が出されていたことから、死体は冨樫慎二のものと断定された。宿に残っていたDNAも一致し、さらに捜査は進められた。


この部分だけ見ると、殺された場所からどうやって運び、どうやって自転車などを運んだのだろうと考えてしまうだろう。私もそう思ったひとりだ。そしてなぜ、わざわざ顔を焼いたり顔を潰すなど手間なことをしたのか。不可解なことばかりだ…

そして冨樫の元妻である花岡にも警察がアリバイ確認や事情聴取などを行うが、死亡推定時刻である2日、花岡と娘の美里の2人には完璧なアリバイがあったのだ。ラーメンにカラオケ、映画を見たという証拠の半券なども見つかっていた。警察は花岡のアリバイを不審に思いつつも、隣の部屋の石神にも事件の日の様子の聞き込みを行うが変わりはなかったと証言される。

刑事の草薙は、アリバイを崩せないかと湯川の元を訪れ、石神の郵便物に帝都大の封筒が入っていたことを伝える。湯川は、’天才と呼べるのは彼だけだ’という。2人は友人であったことが分かり、湯川は石神のアパートを訪れ再会を果たす。

私自身、理系に属していたが数学の大学に行くほど好きだったかと言われると答えはノーだ!

研究分野まで行くとさっぱり分からない。湯川が持ってきた数学の問題を、一晩で解いてしまう程の才を持つ男が石神なのだ。翌日、2人は石神の通勤コースであるホームレスが寝泊まりする河川敷を通り、花岡が営む弁当屋で昼飯を買いに行った。

そこで、花岡がホステスをしていた時代のお客である工藤という男がやってくる。湯川は、その様子を妬むように見ている石神を目撃する。職場へと向かうさなか、石神は湯川に君は若々しいな、羨ましいと伝える。そんなことを言われると思っていなかった湯川は驚いたが、2人は挨拶を交しそれぞれの職場へと向かった。

石神が湯川へ言ったこの言葉は、本当に本心であったと思うのだ。石神は他人へ興味がなく容姿など気にしたことは無かったが、気になる相手がいる中では自分の風貌は気になるところだろう。

警察は、花岡を怪しんでいたがアリバイが崩せず、苦戦していた。そんな中、美里の友達と映画館であったことが警察に伝わり、捜査は難航する。

石神は公衆電話を使い、花岡に指示を出していた。しかし、花岡はなぜ2日のことばかり聞かれるのか、なぜ自分たちが捕まらないのかはわからなかった。日が経つにつれ、工藤へ何者かからの花岡靖子に近づくなという手紙と2人が写った写真が郵便物に紛れていたり、石神が自分に対してストーカーのようなことをしていると感じ始める。花岡は、このまま石神のことを気にしなければいけない日々が続くのかと思い始める。

自分が人を殺したことも知っていて、死体のことも任せた相手には、どうしたって逃げられないことを察していたのだと思う。この時、美里に冨樫が石神さんになっただけじゃない!と声を荒らげるほど石神からの行為に怯えていることが分かる。本当にこんなことが起きてしまったら、身も心も安らぐ日はないだろう。

内海は、花岡ではなく石神が怪しいのではないかと考え草薙と独自に調査をしていた。勤務表を調べ、2日と3日に半日休んでいることを石神に問うも体調が悪かっただけとはぐらかされてしまう。しかし、しばらくして花岡に石神から連絡があり、これが最後の電話だと告げられる。封筒を2枚入れてあり、ひとつは警察に見せてひとつは見たら捨てるようにと指示される。

捨てろと指示された手紙には、石神にとって花岡がどんな存在だったか、どんなに助けられたかが書かれており、幸せになって欲しいと書かれていたのだ。

その後、衝撃の展開となる。石神が冨樫を殺したと自首してくるのだ。殺害した道具や供述などのは一致し、警察は石神が犯人で送検しようとする。

しかし、湯川は石神が以前言った’思い込みの盲点をつく’’幾何の問題に見せかけて関数の問題’という言葉から視点を変え、ことの真相にたどり着いていた。

この言葉だけでわかる湯川は本当に天才だ

ここから、湯川は花岡に本当の真実を明かすのだが、花岡も予想もしなかったことに衝撃を受ける。

河川敷で発見された死体は冨樫ではなく全く別のモノで、居てもいなくても騒がれることも気づかれることも無いホームレスの1人であった。仮の冨樫として工作するために、そのホームレスにアルバイトとして冨樫の借りていた部屋で過ごす事で毛髪などを室内に残したのだ。そして時間になったら自転車に乗り河川敷まで移動させ、そこで殺害したのだ。つまり、死体のすり替えトリックだったということだ。そのため、2人に聞かれるアリバイは2日であり、あったこと、していたことを話せば容疑から外れるということだ。

これを考えられる石神は本当に天才だと思わざるを得ない。鉄壁のアリバイを作り上げる、こんなことをできるのは本当に相手をおもっていない限りできないだろう。

当然、人を殺したりしたことなんてないが、人を好きになったことはある。人を好きになることで、自分の手を染められるかどうかと言われるとほとんどの人はできないだろう。ただ、子供を持つ私として花岡靖子がとった行動は分からなくはないと感じてしまう。娘が殺されそうになったら、私もどんな手を使っても娘を助けることを考えるだろうと。人を殺めたりすることはないにしろ、何としても、自分犠牲にしても助けると思うのだ。

石神は送検されそうになるが、花岡が石神に私も罪を償うと自首し、石神は悔しさと悲しさで声を上げて泣き、声は警察署内に響き渡る…

この時の石神役の堤真一の演技は、今まで見た映画の中で1番鳥肌が立ったのを覚えている。石神になりきった、むしろ石神が憑依していたと思えるほど素晴らしいものだった。

結果として、石神も、花岡も殺人という罪を犯したことに変わりはないが、愛のために行った石神が行った殺人はとても悲しい結末となってしまった。しかし、私はこれで良かったと思うのだ。罪を犯したことに、罪悪感を抱いて暮らしていくことは、本当の幸せでは無いと思うのだ。心でいつも引っかかるものがある中で、心から笑える時は来ないのではないだろうか。

愛が生んだ衝撃の結末とトリックを、ぜひその目で確かめてほしい。

― hogeru -

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