『シャッター 写ると最期』タイトルが全てなロシア映画 評価・ネタバレ:動画配信・映画感想あらすじ考察
今やスマフォには必ずついているカメラ。カメラでシャッターを切り写った一が次々死んでいくカメラがあると、あなたなら何をしますか。何ともいえない設定だが、ネットの評価では散々だが個人的には好きな部類のロシア映画『シャッター 写ると最後』を紹介します。
あらすじ
霊能力者がポライドで写真を撮ると、そこには未来の風景が写っている。そんなあやしげ心霊実験が始まる。
霊能者の横には軍人が寄り添い、ただの心霊実験ではない。
心霊現象を信じない物理学者が、積極的に撮影会に参加してトリックを見破ろうとするも、トリックがわからず未来を映し出した写真が現像される。
物理学者は、霊能力者をトリックを見破れない焦りから映してしまうが、その後に霊能力者が非業の死を遂げてしまう。
数年、数十年後
合コンで集まった若い男女7人が、人里離れたロッジへ向かうために車を走らせる。車内では若者同士のとりとめも無い話題で盛り上がり、運転中にスマフォで皆で写真を撮ろうとしたところで、動物にぶつかる事故に遭う。
鹿が車のフロントガラスに乗り上げ、角が、フロントガラスを破って車内まで突き出している。数人が軽い怪我を負うが一人がダッシュボードに足をはさまれ動けなくなる。
足を挟まれた女性と恋人を残し、助けを呼びに行く男と、彼女が凍えないよう近くのロッジへ毛布などを探しに行く4人のグループとで別れ別々の行動をとる。
近くに自分たちが行く予定のロッジはなく、見たことのに山小屋があり住人は不在のようだ。住人が見当たらない中、4人は山小屋へ入り物色していく。
そこで見つけた古ぼけた、ポラロイドカメラ。
そのポラロイドカメラで、一人がおどけて、写真をとってもらうが、その現像された写真に写っていたのは、写真を撮られたばかりの彼の死の瞬間だった。。。。。
[showTable]映画情報&キャスト
『シャッター 写ると最後』 2018年 ロシア
監督 アントン・ゼンコビッチ
出演者
イラ :イリーナ・テミチェバ
アリョーナ:アナスタシヤ・ゼンコビッチ
ニック :サンザール・マディエフ
ベラ :ソフィア・ザイカ
ユラ :イゴール・ハルラモフ
イリヤ :ステパン・ユラロフ
ガーギグ :ガリク・ペトロシアン
ホラーでは無いSFだと思う ネタバレ
単純なホラーの部類では無く、どちらかというとSFの設定をホラー仕立てにしているだけで、幽霊とかそういった類いのものでは無い。
ポラロイドカメラで写すと、被写体が生物であったときに死んでしまうのは軍が開発した兵器?技術で、被写体を時空連続体の未来を見通し、ポラロイドカメラに現像するのだ。
被写体が無機物の時には問題ないのだが、有機物の場合にはその被写体を死んだ状態にして有機物から生命の無い状態にしてしまう。そういう代物だ。
そう考えると、本映画は立派なSF
ホラー要素が無いと、映画としては”ほげる”は逆に面白くなった。当初は、正直C級映画と思ったが、そこそこ面白く、設定も良いし、ラストの展開もすんなりと受け入れられた。
何が目的かわからない猟奇的殺人 ネタバレ
途中で、カメラの秘密を探っていた、イラが犯人なわけだがここでも本作では、奇天烈な設定の展開を見せる。
イラの本当の両親は、あらすじの最初に出てきた、物理学者。さらに、イラの両親は死んでいてあらすじの最初に出てくる軍人がイラの育ての親と言うことになっている。
イラと軍人が共謀して、ポラロイドカメラの威力を若者をターゲットにして再確認していたのだ。
イラが犯人であるが、イラは本当の両親を殺したのは、軍人であることを、ポラロイドカメラの研究資料から偶然見つけてしまい、軍人をポラロイドカメラで殺してしまう。
更にイラは、イラを救助に来た警察を一網打尽に全員をポラロイドカメラで殺してしまう。本作では、最終的に彼女が殺人に走る理由の明確なところが描かれていないが、まれに見る猟奇殺人犯なのだろう。ただし、自分の手は汚さない、使う凶器はポラロイドカメラで、彼女が捕まることは公的には決して無いだろう。
賛否両論あるだろうが、
”ほげる”は、本映画はストレス無く最後まで、面白く見ることが出来た。
作品的には、評価低いのもわかるが
個人的にはかなり高評価だ
独善的評価[5段階]としては
映像・音楽 3
キャスト 3
ストーリー構成 4
初見で読み取れない謎 4
いつも通り、この映画の評価も毎度同じでが、 基本どんな映画でも大好きな”ほげる”としては、最高に面白い作品と思います。
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