『インデペンデンス・デイ』ストーリーは陳腐なれど、スケールは大きいエンタテイメント性抜群のSFアクション映画!:動画配信・映画感想あらすじ考察
『インデペンデンス・デイ』は人類を滅亡させること大好きローランド・エメリッヒ監督によるSFアクション大作!超大型母船で地球の資源を狙ってやってきたエイリアン、各主要都市上空に24kmの直径の宇宙船が空を覆い、都市を攻撃しはじめる。アメリカは全土にわたって攻撃を受け壊滅的なダメージを負った。世界を再び人類の手に戻すためにアメリカはインデペンデンス・デイ7月4日に立ち上がる!
スケール感の大きい本作品は、非常にエンターテイメント性の強い映画です。
これでもかって、畳みかけるようにストーリーが展開していきます。
ローランド・エメリッヒ監督は地球を何度も滅ぼす名手!
そして、タイトルが示すように団結と再生の映画です。
興行成績としても非常によく
設定とストーリーは陳腐であるものの、
おすすめ作品です。
それでは、以下見ていきましょう
あらすじ ラッシュ
宇宙から謎の飛行物体が地球へ訪れ母船から40個の直径24キロにもおよぶ巨大な飛行物体として大気圏へ突入してきた。世界各都市の上空へ静止したのがアメリカ合衆国の独立記念日を二日後に控えた7月4日だった。
人類はなすすべもなく、宇宙船からの攻撃で世界各都市が破壊されていった。通常兵器も核攻撃さえもエネルギーバリアにさえぎられてまったくダメージを与えることが出来なかった。
アメリカ合衆国大統領と僅かばかりに生き残った政府機関はエリア51秘密基地へ避難し指令センターをそこに設置。アメリカの最大の機密であった、ロズウェル事件の真相エイリアンは既にアメリカ軍に拿捕され、その時登場していた宇宙船も基地内に隠されていた。
拿捕した宇宙人との精神的なコンタクトで宇宙人の目的を知ったアメリカは、反撃に転じる・・・
映画情報&キャスト
『インデペンデンス・デイ』 1996年 アメリカ
【原題】Independence Day
【監督】ローランド・エメリッヒ
【脚本】ディーン・デヴリン
ローランド・エメリッヒ
【製作】ディーン・デヴリン
【製作総指揮】
ローランド・エメリッヒ
ウテ・エメリッヒ
ウィリアム・フェイ
【出演者】
スティーブン・ヒラー大尉(ウィル・スミス)
:宇宙人との戦いで、なんとか勝利し捕獲し
エリア51まで
デビッド(ジェフ・ゴールドブラム)
:MIT卒の超天才
野心には無頓着で、元妻(大統領補佐官)ともそれが原因で別れる
トーマス・J・ホイットモア大統領(ビル・プルマン)
:アメリカ合衆国大統領
元戦闘機パイロットで若くして大統領になる
映画感想・評価
ローランド・エメリッヒによる人類滅亡と再生映画
誇大でSF的背景と展開で人類を滅亡させることの大好きなローランド・エメリッヒ監督
そのローランド・エメリッヒによる、監督・製作総指揮・脚本を手掛けた記念すべき
「地球滅亡第1作目」
それがインデペンデンスデイ=アメリカ独立記念日(7月4日)です。
とにかくスケールがでかいです
映画の中では母船バザーシップの一部が40個程に分裂して一つが24kmの直径と説明しています。
単純計算で、24k×40=960kmの大きさ(円形とか形を考えずに)
さらに、母船はアメリカ軍のレーダーからみると
30倍から50倍ほどありそうなくらい大きいです。
少なく見ても、日本列島くらいの大きさの宇宙船です
どんだけ~って感じです。
まあ、これくらい大きいほうがすっきりします。突っ込みどこってよりもこういうスケール間の大きさが素敵です。
ローランド・エメリッヒ監督は、本作以降も世界を破壊しつくします
- 『GODZILLA』
- 『デイ・アフター・トゥモロー』
- 『2012』
- 『ホワイト・ハウス・ダウン』
など,これらのラインナップをみても、本当に破壊と再生が好きな監督であることがわかります。
映画作成の順番からみても、どんどん洗練されていくのもわかりますよね
あわせて読みたい宇宙人遭遇『メッセージ』
ストーリーそのものは陳腐、アメリカ人は独立が本当に好き
肝心の映画のストーリーはと言うと、正直ご都合主義で固められています。
日本列島ほどある宇宙船で恒星間飛行するくらいに高度の発達した種族に普通勝てますか?
無理ですよ(笑)
- 構成間飛行する種族の通信方式を割り出す
- エリア51のエイリアンが突然活性化
- エイリアンの宇宙船にコンピュータウイルスを仕込む
(ここが一番無理がある) - エイリアンの飛行機を飛ばすことが出来る
などなどね。
でもそれが面白くないとか、ダメってことではないです。
だって、タイトルに明確に示されているように
本作品で重要なのは、インデペンデスなのです。
主題に沿って、
まったくもってその通りに進むのだからエンタテイメント性が十分であれば、文句なく面白い作品です。
アメリカ人は、本当に独立とか自由とか、パトリオットとかそういう言葉に弱い。
建国の成り立ちとそういう教育がされているからだと思いますが、映画をヒットさせるには重要なパラメータですね。
愛国心を前面に出す映画で、外しているのは少ないと思います。
エイリアンを知る!
重要なのはエイリアンのメンタリティと地球侵略のモチベーションを探ることです。
侵略の目的が不明では、戦いようもありません。
そこで、エリア51のエイリアンが地球人にコンタクトを取ってきます。
地球人の声帯を使って意思を伝達してきます、さらにエイリアンと大統領が精神的コンタクトをして彼らのメンタリティと地球侵略する理由が判明するのです。
この後数々の映画でこういう設定が使われます。
『スターシップトゥルーパーズ』
『パシフィックリム』
こういう、エイリアンや怪物と精神的なコンタクトをして彼らの考えの一端を知り、未知なる敵に勝っていく手法は本映画がハシリです。
ウイル・スミス出世作
ウイル・スミスは本作を通じて完全にスターダムの仲間入りを果たします。
『バッド・ボーイズ』で名が広まり、本作でヒーローの座を見事に獲得しました。SFや宇宙系、宇宙人にも強いことがわかり(笑)、次作のMIBこと、『メン・イン・ブラック』でトミー・リー・ジョーンズとともに大ヒットを果たしました。
彼の独特のキャラクターは、本作からですね。
MIB以降、WWW『ワイルド・ワイルド・ウエスト』後から、ヒューマンドラマ路線でヒット作出演して、アカデミー賞にノミネートされるまになっています。
ビル・プルマン、ジェフ・ゴールドブラム等の名優にサポートされて本作も見事にヒットです。
あわせて読みたいウイルスミス『ジェミニマン』
海外の評価 2020/03時点
一部批評家からもは、かなり辛辣なコメントが寄せられていますが、多くの一般視聴者からはものすごく評価されています。
やはり批評家たちからすると不満な背景や設定がかなり見えるようです。
でも、楽しめるからいいじゃない。
Metascore (批評家) | 59 |
User rating | 7.0/10 |
TOMATOMETTER (批評家) | 65% |
Audience | 75% |
映画の感想まとめ
娯楽映画だけに、無理目の設定でもストーリーでも楽しめます。
結構有名どころの俳優たちも出ていますので、本作品を若手が飛躍した作品としてみるのも面白いです。
本作品は、超娯楽としてめっちゃ楽しめます。
→ディズアスター系が好きな人
→愛国者であること
→スカッとしたい人
こんな人ならこの映画おすすめで、好きだと思います。
独善的評価[5段階]としては
映像・音楽 4
キャスト 4
ストーリー構成 3
初見で読み取れない謎 3
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません