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『奇跡のシンフォニー』秀逸な音楽と感動の嵐!:コラム的映画あらすじ評価感想・動画配信

2021-05-06

映画『奇跡のシンフォニー』は2007年のアメリカ映画、心洗われるかのようなサウンドに乗って少年の奇跡をみる。なんとなく「リメンバー・ミー」的要素も有り、家族で楽しめる感動映画

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映画ショートコラム あらすじ中心ネタバレ含む

最近ユーチューブを見ていて、エアロスミスのスティーブン・タイラー(アルマゲドンの主題歌歌ってる人、説明のしようも無いけど)が、ストリートミュージシャンが歌っているところにいきなりご本人登場!

という感じで一緒にセッション(セッションとは言いつつも、実際はサビの部分を歌っただけだけど・・・)している動画を発見した。スティーブン・タイラーが上手なのはもちろんなのだが、ストリートミュージシャンの男性もかなり歌が上手で、あ〜やっぱり音楽っていいなぁという凄まじく単純な発想から音楽関連の映画を検索し、今回紹介しようと思う「奇跡のシンフォニー」を発見して鑑賞

・・・というわけで早速あらすじの方をいってみよう。

ニューヨークの郊外の孤児院で暮らしているエヴァンは、他の子供たちと同じように日々自分の両親がいつか迎えにきてくれることを祈っていた。そんなある日、彼は両親を探すために施設を飛び出してしまいます。街に出たエヴァンの耳には今まで聞いたことのないメロディーが溢れていることを知りますが、自身の音楽の才能を知る由もないエヴァンは、とある男に騙されてストリートチルドレンとしてギターを奏でることに。しかし、卓越したエヴァンの才能に気がついた教会の牧師によってエヴァンは音楽学校への進学し、さらにその才能を広げていきます。自身の音楽が彼の両親に届くことを願って・・・

うーん・・・個人的には素晴らしい映画だと思う

一方で、こういう主人公チート系はなかなか好みが別れるんじゃないだろうかと思う次第だ。エヴァンの才能がチートなことに加えて、周囲の連中がみんないいやつすぎる。最初にエヴァンにストリートでギターを惹かせて小金を稼がせていた悪党ですらも最後は改心というかエヴァンに手を出さなくなったし、エンディングは有名になったエヴァンと、両親が演奏会で再会(というかセッション)するというハッピーエンドを迎える

ちょっとちょっと!人生もっとせちがないだろ!

とか考える人にとっては甘すぎるストーリー展開かもしれない。

でもエヴァンのチート才能が開花するところ(ストリートチルドレンの溜まり場で、ギターの演奏を一人でし始めた時)から音楽大学の進学まではトントン拍子で進んでいくしテンポ的にはなかなかいい感じで進んでいくので、変にだらだら感動みたいな感じで間延びすることもないと思う。

なんだか、チート的な感動だとアニメ映画『リメンバーミー』的な雰囲気もある。音楽の才能って何なのでしょうね。日本でもちょっと変わったところだと、『蜜蜂と遠雷』とかで音楽の”才”を映像化してました、本作では、たたただ、スキルアップでエヴァンの才能が視覚化されてます

エヴァンが演奏しているシーンはかなりハイクオリティなサウンドになっているので映画を見た後にサウンドトラックを探してダウンロードしたくらい

演奏するシーンは結構あるのだが、おすすめはエヴァンがストリートチルドレンの溜まり場でギターを演奏する(ってか最初は叩いてるだけ?)と教会でピアノを演奏するシーンだ。また、エヴァンが演奏するわけではないが、エヴァンを騙していたウィザードというチンピラが演奏するハーモニカも心にくる演奏だと思う。トータルではハンス・ジマ-手がけているから納得です!

総じていうのであればストーリーは確かにありがちだし、とんとん拍子に進むので、人によっては好き嫌いが別れるとは思う。しかしそれを補ってあまりある演奏シーンが最大の魅力であり、HIPHOPとかしか興味ないぜ!みたいな人もこの映画のサウンドトラックには不思議な魅力を感じてもらえるのではないかと思う。

音楽の空手道みたいな修行の嵐の、『セッション』ともまた違う、音楽そのものも秀逸なメロディで、家族みんなで見ても納得の感動もの!

主人公のエヴァンは、『チャーリーとチョコレート工場』のチャーリー役のフレディ・ハイモア!すっかり子役として、感動子役が板についた感じ!

これからも期待ですね。

余談だが、映画のストーリーは普通〜とか言いながら作中のエヴァンのセリフで非常に気に入っているものがある。それは、音楽大学の教授からエヴァンの素晴らしい作曲のアイデアはどこからくるのかと尋ねられたエヴァンが「至る所に溢れている音(神様がくれた手紙)に対する返事(作曲)を書いているだけです。」と答えたものだ。エヴァンのいう音はバスケのドリブルの音だったり本当になんでもない音なのだが、それをこうもユーモアに溢れた言い回しで返したことに感動を覚えた今日この頃・・・

― hogeru -

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