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『英国王のスピーチ』悩める王様に身分の差は無し!医師との友情物語!:コラム的映画あらすじ評価感想・動画配信

映画『英国王のスピーチ』は2010年のヒューマン映画だが歴史スペクタルと言っても過言ではない出来!、実在のジョージ6世が悩んでいた吃音を軸に史実で構成される。アカデミー賞では4部門も受賞している強者!

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映画ショートコラム あらすじ中心ネタバレ含む

誰もに好かれるのに理由なんてない

ただ、ただ真摯であればいい

きっと、そうなんだろう!

最近リモートワークが活発化したことで、今まではあまり気にしなかったカメラの写り方などに気を遣うようになってきた。対面で会う分には身だしなみ等は言い訳のしようがないためあまり気にしていなかったのだが、PCのカメラ写りなどは時間や部屋の明るさなどで大きくイメージが変わってしまう

リモートワークしはじめた、当時はかなり悩んでいたように思う。寝起きは顔がめっちゃむくんでるとかね笑

美男美女とかはそんなこと悩まなくていいよなぁとか、色々思っていた時に出会ったのだが、今回紹介したいと思っている「英国王のスピーチ」という映画だ。

見終わった後に、身分とか容姿とかに関係なく、みんな悩んだりすることは一緒だなぁと素敵な気分になった映画である。では早速あらすじを説明しよう。

英国王時のアルバートは、幼少期からの吃音症にコンプレックスを感じていた。立場上、大衆の前でのスピーチなどもあるため、様々な治療法を試したいたのだが一向に改善されない吃音症にイライラを募らせるアルバート。そんな中、アルバートはライオネルという医者と出会う。

アルバートを王子とも思わないライオネルの態度に苛立ちを隠せないアルバートだが、ライオネルとの出会いが、アルバートのコンプレックスを少しずつ変えていく・・・

これは、良作!いやーほんといい映画です。

もちろん、アカデミー賞4部門受賞は伊達では無い!本当にいい映画って、ただただ良い

イギリスの王室が出てくるということで、結構お堅い映画なんじゃないの?とか思っていたのだが、非常にコミカルかつ心温まるストーリーになっている。

ストーリーはシンプルで、吃音症に悩んでいるアルバート王子にライオネルが型破りな方法で治療を施し、最後は大衆の前で素晴らしい演説を行うことができたというハッピーエンド。

なんか王子っていうと若々しいイメージがあるのだが、アルバート完全におっさんじゃんとか、ライオネル先生初っ端からかなり激しく飛ばしているけど、英国王室にそんななめくさった態度とっても大丈夫なの?とか思ったりはしたが、身分を超えた二人の友情の前ではそんなツッコミは無粋なのかもしれない。

でもアルバートは王子様だからなのかほんとに周囲に恵まれてるよね。治療をするのはライオネルだが、実際は奥さんがかなり支えてくれていたりと、周囲の人の理解や協力が半端ない。そんな恵まれた環境にいながら物語序盤では終始不貞腐れた態度のアルバート王子には正直イラッとすることもあったが、まぁニコニコしているような人だとエンディングの感動が薄れてしまうので、不貞腐れた拗らせ王子が徐々に変化していくという流れの方がよかったのかもしれない。

この辺は、名優コリン・ファースと、さすが大ベテランのジェフリー・ラッシュ

一応英国王室の王子様という設定なので、なんか色々大人の事情とかによる制約があるのかなぁとか思っていたのだが、ライオネルの破天荒な治療方法の一環として、汚い言葉とかをアルバート王子が連呼しまくったりしていたので、イギリスって映画に寛大だなぁと変に感動した覚えがある。

総じて言えばハートフルな映画であり、人間みんな悩むことって似てるよねという考えにさせてもらえるので、色々悩んじゃうなぁとか思う人ほど見て欲しい映画ではある。あとはフランス映画ではあるが、「最強のふたり」という映画が好きな人であればかなり気に入る作品なのではないだろうか。

ジェフリー・ラッシュって、ベテランの枠を超えて円熟味がやばい。『鑑定士と顔の無い依頼人』でも彼は良い味を出していた、日本で言うと國村隼辺りなのかなぁとか思ったり・・

コリン・ファースも、ただのイケメンじゃあないよね

余談だが、時代背景がおそらく第二次世界大戦付近(ヒトラーとかの描写があったし)のため、映画のストーリーとは裏腹に国際情勢は結構暗黒時代に差し掛かるところではある。社会情勢と比較すると小さいと思われるかもしれない個人の悩みだが、悩んでいる本人からすると、社会情勢とかと同じくらい深刻な悩みなんだろうなぁと考えさせられる今日この頃。

― hogeru -

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