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『暗殺教室』謎のタコ教師の教育的ススメ:動画配信・ドラマ感想あらすじ考察

映画『暗殺教室』は、2015年3月21日公開された作品で、主演は山田涼介(Hey! Say! JUMP)マンガ『暗殺教室』(週刊少年ジャンプ(集英社:2012年~2016年迄)を実写映画化して、二宮和也が声の出演をしたたことでも話題に

地球を簡単に破壊することが出来る能力を持つ謎の異星人「殺せんせー」

「卒業までに殺せるといいですねぇ」有名進学校椚ヶ丘中学の落ちこぼれクラス3年E組に突然、タコ型の謎の生物が担任教師として現れた!

落ちこぼれ中学生達が、担任である「殺せんせー」を暗殺するように、日本政府から託され

攻防をコミカルに描きつつも、その攻防の中で生徒たちが人間的に次第に成長していく姿を描いていく。

マンガ『暗殺教室』(週刊少年ジャンプ(集英社:2012年~2016年迄)を実写映画化!!

地球を簡単に破壊することが出来る能力を持つ謎の異星人「殺せんせー」。

落ちこぼれ中学生達が、担任である「殺せんせー」を暗殺するように、日本政府から託され

攻防をコミカルに描きつつも、その攻防の中で生徒たちが人間的に次第に成長していく姿を描いていく。

「暗殺教室」というタイトルから、サスペンスやホラーっぽいイメージを持っている方!!

真逆です!

殺せんせーは、生徒には殆ど手をあげません。

手をあげるどころか、逆に生徒を助けてあげています。

殺せんせーは元々名前がなかったのですが

「殺せない先生」というところから、殺せんせー(ころせんせー)というあだ名を

生徒からつけられました。

皆から慕われていたからこそです。

思ったより感動あり、ギャグあり、涙ありです!

☆4のおすすめ(5点満点)

感想中心となります

それでは見ていきましょう

あらすじ ネタバレなし

ある日、「月の7割が消滅」。その事から、月は三日月形になってしまう。

宇宙から「超生物」が日本に飛来してきたことにより、日本の防衛省は特殊部隊を送り込むも、全滅される。

その超生物は「来年3月には地球を破壊する」と言い、ある取り引きを持ちかけました。

この超生物が出した条件は「椚ヶ丘中学3年E組の担任になること」でした。

日本政府は「生徒に危害を与えないこと」という条件で、これを承諾。

それと同時に、3年E組の生徒たちでこの超生物を「暗殺」させることにしました。

この3年E組の学校は、日本の超エリート校の「椚ヶ丘中学校」。

この中学校では「弱者がいるからこそ、強者は強者でいられる」という思想があり

落ちこぼれた生徒は、3年E組というクラスを作っており

E組とは「End(おしまい)」という意味で、他の教室とは違い

本校から離れた山の上の旧校舎にありました。

そして、新学期を迎えたある日、黄色いタコのような超生物がE組の担任教師として赴任してきました。

副担任として赴任してきたのは、防衛省の烏間惟臣(椎名桔平)という人物でした。

その超生物は「私が月を破壊した犯人です。来年の3月には地球も破壊する予定です」と自己紹介しました。この超生物は最高速度マッハ20で移動でき、月を破壊するほどの能力を持つ生物。

烏間は生徒たちに「国家機密」と前置きし、E組の生徒たちに事情を話し、

この超生物を「来年3月までに暗殺せよ」と命じました。

烏間は、この超生物だけに効力がある特殊生物用ナイフと特殊生物用BB弾とエアガンなどの武器をE組の生徒たちに支給。

この超生物の暗殺に成功すれば、その成功報酬は100億円。

生徒は皆、やる気を出し、烏間はど素人の生徒たちに暗殺方法を教えていく。

そして3年E組は、超生物を暗殺する為に「暗殺教室」となりました。

毎朝の点呼と同時に生徒たちは皆一斉に、エアガンでその超生物を狙い、撃ちまくりますが、その超生物はその弾丸を悉くかわして、悠々と点呼を取り終わります。

毎日、隙あらば生徒たちはその超生物を暗殺しようとしました。

烏間も生徒たちに暗殺の手ほどきをします。

どんな手を使っても殺せないので、この超生物に茅野カエデは「殺せないから“殺(ころ)せんせー”」と名前をつけました。

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映画情報&キャスト

映画情報&キャスト

『 暗殺教室』/2015年3月21日公開。
【原作】松井優征『暗殺教室』
【監督】羽住英一郎
【脚本】金沢達也
【音楽】佐藤直紀
【製作】石原隆、渡辺直樹、藤島ジュリー景子、市川南、加太孝明
【プロデューサー】上原寿一、森井輝、片山怜子・古屋厚(卒業編)
【アソシエイトプロデューサー】小川英洋(第1作)
【ラインプロデューサー】古屋厚(第1作)、道上巧矢(卒業編)
【撮影】江崎朋生
【編集】松尾浩
【助監督】長野晋也
【主題歌】「殺せんせーションズ」(暗殺教室)…歌 – せんせーションズ
 
【キャスト】
潮田 渚(山田涼介)
殺せんせー(演・声 – 二宮和也)
赤羽 業(菅田将暉)
・烏間 惟臣(椎名桔平)
・芽野カエデ(山本舞香)
・中村莉桜(竹富聖花)
・神有希子(優希美青)
・奥田 愛美(上原実矩)
・律/ 自律思考固定砲台(橋本環奈)
堀部 糸成(加藤清史郎)
・イリーナ・イェラビッチ(知英)
・鷹岡明(高嶋政伸)
・片岡メグ(宮原華音)
・不破優月(武田玲奈)
・杉野友人(市川理矩)
・菅谷創介(小澤顧亜)
・速水凛香(田中日南乃)
・三村航輝(三河悠牙)

超感想中心の評価考察・レビュー

タイトルと違って、ギャグや感動が大きい。

「暗殺」「教室」というタイトルから、暗く、おどろおどろしい雰囲気の物語を想像していましたが

思ってたイメージと全然違い、面白かった!

まず、「殺せんせー」は、生徒に「来年の3月までに殺せ」と言いますが、生徒が使用するのは、本物の銃やナイフではなく、対せんせー用のナイフや銃(BB弾のようなもの)で、

人間が当たっても殺傷能力はない代物。

ここらへんは、小さい子供が観ても大丈夫な配慮をしているのかなとも思いました。

「殺せんせー」はマッハで動く為、生徒達が襲ってきても軽くあしらい、

その瞬間に、相手の髪形を整えてあげたり、返した調理実習の鍋の汁を全てスポイドで吸い取ってさらには味付けをし直してくれると言う余裕ぶり。

そして、生徒の暗殺、勉強のやる気を出させて、誰よりも生徒を大事に考えている先生。

なぜ、ここまで3年E組の生徒を大切にしてくれるかという理由は、次回作に繋がっていく訳ですが…。

高嶋政伸さんが演じた鷹岡。

私的には、高嶋政伸さん演じる鷹岡が一番凄かったと思う!

最初に出てきたときは、生徒達にお菓子を配り、「俺たちは家族同然だ」

「遠慮せずに、とーちゃんと呼べ!!」と豪快に和気あいあいと話しているが、

実際授業が始まると、生徒達の恐怖が始まる。

何週も走り続けさせられ、女子生徒が「もうついていけません」「私の先生は烏間先生です」と

言われると、「父ちゃんに口答えするなーー!!」と女子であろうとも容赦なく殴られる。

イリーナ・イェラビッチが烏間に鷹岡の過去の写真を見せ、

鷹岡のサイコパス度が分かる。

あの狂ったようなムカつくような性格の鷹岡をよく演じきったと思います。

この映画の中で一番、インパクトが強かった役だと思います!

さらに、鷹岡演じる高嶋さんは、潮田 渚演じる山田涼介くんの顔を踏みつけるシーンがあったが、

舞台挨拶では「最初に…すいません!」と山田くんと会場の山田くんのファンに謝罪したそうです。

そして、「革のブーツで」「下は石がゴロゴロしていて」と撮影状況が明かされるたびに会場からは悲鳴が上がったとか。

高嶋さんは「山田君の役者根性がすごかった!役者生命をかけて踏みつけました」と山田君を称賛したそうです。

山田くんも「全力で応えてくださって、良いシーンになったと思います。今だから言えるけど、結構痛かったですが…笑」と満足そうに語っていたそうです。

映画で観た時は、遠慮して足を軽く載せているだけなのかな?と思っていましたが、本当に踏みつけていたのですね…。そうと考えたらいたそうです…。顔も泥だらけだったし…。

殺せんせーの中の人。

戦闘シーンや殺せんせー等、CGが多い映画でしたが、違和感がありません。

特に、殺せんせーは本当に違和感がなく、そこにちゃんといるように作られていました。

というのも、殺せんせーがマッハ20で移動するシーン、触手を使うシーンはCGですが

生徒たちの前にいる殺せんせーは、2m10cmの等身大で演技をしているからです!!

この殺せんせーの着ぐるみの中で演技している人は

役者の佐々木一平さん。

着ぐるみで顔が見えないから誰でもいいと言うわけではなく

演技力が必要!

主演とまではいきませんが、この映画の他に「ハチミツとクローバー」「パッチギ! LOVE&PEACE」「ALWAYS 三丁目の夕日」などに出演しているらしいです!

映画の感想まとめ

私は、漫画やアニメを観ていなかったので、この実写版の映画は、すんなり入っていくことが出来ました。

しかし、漫画・アニメを観ている方には、殺せんせー以外、イメージが違ったりと少し違和感があるようです。

なので、原作を見ていない方が、もしかしたら楽しめるかもしれません。

私は、結構好きでした。

生徒が「落ちこぼれ」とやる気をなくしているが、「殺せんせーを暗殺」という目標=色んな分野で賢くならなければならない→「勉強でやる気をだす」という展開は面白かった。

そして、最後。

暗殺するターゲットの先生は、生徒になくてはならない存在となっていた。

地球が救われて、日本中「やったー!!」と喜んでいるが

生徒たちは涙ぐむ。

このシーンで私も涙ぐみました!

この映画には続編があります。

涙ぐむも、笑ってしまいました。

温かい気持ちになれる映画だと思います!

タイトルで迷っている方。子供も観れます!

-yumichi-