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『誘惑は死の香り』20年越しの勘違いストーカーが幸せな家庭を壊すサスペンスドラマ映画:動画配信・映画感想あらすじ考察

2020-07-20

映画『誘惑は死の香り』はNetflix配信のサスペンス映画!女性弁護士のエリーは主人とのマーカスと当たらし新居に引っ越し事務所を辞めて独立する予定だが、最後の仕事で大学の同級生だったディビッドが弁護士事務所のIT担当として参加し久々の再会を懐かしむ、ディビットと一緒に一度食事をしたときに雰囲気に流されキスをしたことで、ディビットからつきまとわれはじめる

『誘惑は死の香り』イメージ画像

Netflixで2020/7/16に公開されたサスペンス映画

映画と言うよりも、2時間ドラマ的な仕立てに近いですね

雰囲気的に言うと、同じくNetflixの

『デンジャラス・ライ』『グレイス -消えゆく幸せ-』のような雰囲気

ストーリーはありきたりな感が大きく

時間つぶしにはなると思います

残念ながらそれ以上では無いかな

出演者も演出も枠としては

2時間の火曜サスペンス劇場的

なので、それが好きな人にはベストマッチかもしれませんね

そんな映画の評価は

1のおすすめ(5点満点)

感想中心となります

それでは見ていきましょう

あらすじ ネタバレなし

大学生の娘を持ち弁護士事務所で働き、夫のマーカスと共に郊外に引っ越したエリーは、どことなく充足されない気持ち持ちながら日々を過ごしていた。

自分の弁護士事務所を持ち独立を決めて、事務所での最後の仕事でかつての同級生ディビットに20年ぶりに再会した。ディビットから食事を誘われたエリーは、酒に酔ってしまいディビットと熱いキスを交わし最後の一線を残しギリギリのところでとどまりバーから去った

その後ディビットからの誘いを断り無視するエリーに、徐々にディビットのしつこさが増していった
あるとき、女友達のコートニーを家に招いたマーカスとエリー

家に訪れたコートニーの横にはディビットが立っていた。エリーとディビットは初対面の装い、エリーは密やかにつきまとわないように諭すも、ディビットは自分の職業を”ハッカー”であると冗談めいて公言し脅す。

それ以後エリーの周りではおかしな事が起き始めた。
自宅を監視されたり、ディビットとのダンスシーンを夫のマーカスに見せると脅されたり、ストーカーの恐怖に直面していく・・

[showTable]

映画情報&キャスト

『誘惑は死の香り』 2020年 アメリカ
【原題】Fatal Affair
【監督】ピーター・サリバン
【脚本】ピーター・サリバン
【配信】Netflix配信
【撮影】アイタン・アルマゴール
【出演者】
エリー(ニア・ロング)
 :女弁護士 マーカスの妻
デイビッド(オマー・エップ)
 :IT技術者でエリーにつきまとう
  かつては大学の同級生
マーカス(スティーブン・ビショップ)
 :エリーの夫
  建築設計士
コートニー(マヤ・ストヤン)
 :エリーの友達
ブリトニー(オーブリー・クレランド)
 :マーカスとエリーの子供 大学生

超感想中心の評価考察・レビュー

Netflix公式 youtube.comより

ピーター・サリバン監督

テレビ映画中心で監督を行っているピーター・サリバンで、映画としての代表作は『密かな企み』(Netflix)、夢の中からやってくる超能力系のホラー『サンドマン』等が代表作

主演のニア・ロング

女弁護士で、幸せな中年家庭で魔が差したエリー役のおばさまは、ニア・ロング

ニア・ロングはDVDスルーや日本未公開作品への出演が多く、あまりメジャーでは無い感じ

『ビッグ・ママス・ハウス』や、有名何処で言うと『アルフィー』等に出演しています

ストーカーはオマー・エップ

オマー・エップのストーカーですが、

彼のそのキャリアは、『BROTHER』(北野武監督)に出たり、テレビドラマの『Drハウス』でレギュラー的医師役で出演し、日本でもなじみが深い

個人的には、映画の中でハンサムだ、カッコイイともてはやされておりますが

演技はそこそこ、そんなにかっこいいかなぁ・・・

そこがしっくりこなかった

寝取られギリギリ夫はスティーブン・ビショップ

スティーブン・ビショップは建築設計士役で出演しています

リアルでは、野球選手上がり

映画『マネーボール』では、本物の野球選手役で、出演しています。

そう言われると、良い身体してます!

合わせて読みたい『マネーボール』

映画感想と解説考察 ネタバレあり

本当に火曜サスペンス劇場の音楽が流れてきそうな雰囲気ですが

ポイントはディビットは変質者

なんですけど、何に執着しているのかが最後までわからない・・・

冒頭のシーンで、誰か恋人なのか夫婦なのか男女が殺害されるシーンから始まります

後でわかるのですが、

これは、ディビットの元妻とその恋人、

デイビッドが怒りにまかせて、やっちゃったらしい・・・

その後は、エリーの話になっていきます

エリーが働く弁護士事務所に、20年ぶりにIT技術者としてディビットが現れて一緒に働きます

まあ、20年ぶりだから一緒に食事やお酒も飲みたくなるのは、わかりますよ

でも、だからって、20年前もそんなに仲良くないのに、いきなりロマンチックなモードになるかな?

夫のマーカスとだって、雰囲気はそんなに悪そうに見えないし、

ディビットとのことがあってから、普通にマーカスとラブラブだし・・・

違和感を一番感じたのは、

エリーに執着する割に、明らかにエリーよりレベル高めの女性コートニーをあっさりモノにして恋人役やってるし、エリーに数着している割には元妻に執着しているし・・・

結婚までしたんだから大切にすれば良かったのにね

最後までサイコ系のストーカーのわりにはディビットは詰めが甘く

未バレしそうになったコートニーに乱暴は働くけど殺さず

エリーの家に押し入ってもマーカスと娘のブリトリニーはロープで縛り上げるだけで、ブリトニーのボーイフレンドは殺してしまうなど、やってることが支離滅裂・・

ラストには浮浪者を道連れにしただけで、エリーとマーカの追い詰め方が甘い

ただ、すげーと素直に思ったのは

ディビットのITハッキング能力

地味に、他人の携帯のっとったり監視カメラを乗っ取ったり録画データすいとったり、メールやチャットを自由自在に操っています

何よりも、エリーもマーカスもディビットも、普通っぽいのが映画にのめりこめなかった最大の原因です

海外の評価 2020/07時点

批評家・論評家、一般視聴者共にかなり低いですが、残念ながら私の評価と一致ですね。

評価内容も、”凡庸”で”退屈”的なコメントが多いですね

imdbイメージ画像
Metascore
(批評家)
33
User rating4.4/10

ROTTENTOMATOイメージ画像
TOMATOMETTER
(批評家)
17
Audience22

映画の感想まとめ

暇つぶしに丁度良いと思うのですが

映画としては、さほど残るモノはなく

やはり2時間ドラマとして見るべきでしょう

年々か後に、見たことを忘れてもう一回見ちゃう系ですね

独善的評価[5段階]としては
 映像・音楽      2
 キャスト       1
 ストーリー構成    2
 初見で読み取れない謎 2